THINKLAB

AI TOOL DATABASE v2

Miro AI

チームのキャンバスをAIの共有コンテキストにし、アイデア整理、図解、成果物生成、エージェント型ワークフローを共同で進める機能群。

AIネイティブ分類 AデザインAIは任意公式サイト

選定サマリー

30秒で向き不向きを確認

AI位置づけ

AIネイティブ(AIそのものが中核のサービス/AIは任意)

向いている

企画、デザイン、プロダクト開発をMiroの共同キャンバスで進めるチーム

向いていない

テキスト対話だけで完結し、共同キャンバスや視覚的成果物を必要としない個人利用

料金

Freeは月10 credits、Starterは1ライセンス月25、Businessは月50。Enterpriseは契約席数帯で組織枠が決まり、追加credit add-onも提供。

最大の強み

生成の入力、途中結果、最終成果物を一つの共同キャンバスで見せられる

注意点

AI Workflowsの高度機能はプラン差があり、Free・Starterでは限定される

THINKLAB判定

Miro AIは、AIとの対話を個人のチャットに閉じず、チームが見て触れるキャンバス上の付箋、図、表、スライド、プロトタイプへ変換できる点が強みです。特に調査やワークショップから成果物を作るチームには有効です。一方、見栄えの良い図が正しい設計を保証するわけではなく、creditsとAI Workflowsのプラン差もあります。導入時は代表的なワークショップを使い、分類精度、少数意見の保持、図の整合性、Connectorの権限、1案件あたりのcredit消費を測るべきです。

概要

Miro AIは、Miroのキャンバスにある付箋、コメント、文章、図、表、画像を入力にし、アイデア生成、要約、分類、翻訳、フローチャート・マインドマップ・資料・プロトタイプ作成を支援するAI機能群です。

基本のCreate with AIに加え、AI Workflowsには視覚的な処理手順を組むFlowsと、キャンバスや接続ツールの文脈を理解して共同作業するAIエージェントSidekicksがあります。

概要の続きを読む

Slack、Jira、GranolaなどのConnectorsから情報を取り込み、調査メモから要点、計画、図、スライドなどへ変換できます。

成果をチャットの中だけに閉じず、チーム全員が見て編集できるキャンバスへ配置する点が特徴です。

主な機能

キャンバスを共有プロンプト化

選択した付箋、図、文書、画像を視覚的なコンテキストとして使い、生成過程と結果をチームで確認できます。

図・資料・プロトタイプ生成

フローチャート、マインドマップ、ER図、表、スライド、画面プロトタイプなどを生成して、そのまま編集できます。

定性データの整理

大量の付箋やフィードバックを要約し、キーワード・感情で分類して、テーマやアクションを抽出します。

AI Workflows

FlowsとSidekicksを組み合わせ、調査、統合、評価、成果物化を再利用可能な処理としてキャンバスへ配置します。

Connectors

Slack、Jira、Granolaなどの情報をSidekicksとFlowsへ取り込み、最新の業務コンテキストを利用します。

AI機能

Create with AI

自然言語と選択したキャンバス内容から、付箋、文書、表、画像、フローチャート、マインドマップ、ER図、スライド、プロトタイプなどを生成・編集します。

要約・クラスタリング

コメントや付箋を要約し、キーワードや感情でグループ化して、主要テーマやアクション項目を抽出します。

Sidekicks

キャンバスと接続先のコンテキストを参照するAIエージェントが、問いかけ、分析、計画、ボード構築、外部ツール上のアクションを支援します。

Flows

入力、AI処理、Sidekick、成果物生成を視覚的につなぎ、リサーチから要約、図、文書、スライドなどを作る反復可能なAIワークフローを構築します。

制約・技術的な詳細は「詳細情報」を参照

活用例

個人・一般

ワークショップ後の整理

参加者の付箋をテーマ別に分類し、要点、対立点、優先順位、次のアクションを作る。

ユーザー調査の統合

インタビューやフィードバックを集約し、クラスタ、インサイト、ペルソナ、ジャーニーマップへ展開する。

要件から図を作成

文章で説明した業務フローやシステム構成を編集可能なフローチャートやER図の初稿へ変換する。

企画から成果物までのFlow

調査資料を要約し、戦略案、ロードマップ、スライド、プロトタイプを順番に生成する。

業務・組織

会議・ワークショップの後処理短縮

散らばった意見を構造化し、決定事項と担当アクションを同じボード上で共有します。

調査から企画への接続

顧客の声や市場情報を、洞察、優先課題、サービス設計、企画資料へ一貫して変換します。

チーム標準のAI手順化

FlowsとカスタムSidekicksに評価観点やブランド・技術基準を設定し、反復可能な作業方法として共有します。

料金

Miro AIは各プランに月間creditsが含まれ、組織内で共有されます。

多くのAI操作は1 creditですが、機能によって複数消費します。

creditsは毎月更新され、繰り越されません。

StarterとBusinessは追加credit bundleを購入でき、EnterpriseはSalesへ問い合わせます。

無料枠あり

Free

無料

1チームあたり月10 AI credits。AI機能とボード公開範囲に制限があります。

Starter

公式Pricingで確認

1ライセンスあたり月25 AI credits。AI Workflowsは限定アクセス。

Business

公式Pricingで確認

1メンバーあたり月50 AI credits。FlowsとSidekicksを含むAI Workflowsを利用可能。

Enterprise

要問い合わせ

席数帯に応じた組織credits、管理・セキュリティ機能。1〜50席は月2,500 creditsから。

公式 Pricing ページを開く料金確認:2026年8月26日

強み・弱み

強み

  • 生成の入力、途中結果、最終成果物を一つの共同キャンバスで見せられる
  • 付箋のクラスタリングから図、文書、スライド、プロトタイプまで扱う範囲が広い
  • FlowsとSidekicksにより単発生成から再利用可能なAIワークフローへ拡張できる
  • ブラウザ、デスクトップ、モバイルで基本AI機能へアクセスできる

弱み

  • AI Workflowsの高度機能はプラン差があり、Free・Starterでは限定される
  • creditsは組織で共有され、複雑な機能は1回で複数creditsを消費する場合がある
  • 視覚的に説得力のある生成物でも、論理、数値、接続関係が正しいとは限らない
  • 外部ConnectorとSidekickの操作を広げるほど権限・データ境界の設計が複雑になる

比較・競合

迷うときの比較軸

  • 生成可能な形式
  • 付箋クラスタリング
  • 共同編集
  • Flows
  • Sidekicks
  • Connectors
  • AI credits
  • 追加credits
  • モデル選択
  • データ学習
  • 管理者制御
  • データレジデンシー

Miro AI vs FigJam AI

Figmaのデザイン制作との一体性が強く、Miro AIはより広い企画、図解、業務ワークフローとSidekicksを重視します。

Miro AI vs Lucid AI

業務・システム図の厳密な作図とデータ連携に強く、Miro AIは自由度の高い共同キャンバスとワークショップ活用が中心です。

Miro AI vs Whimsical AI

素早いフローチャートやワイヤーフレーム作成に対し、Miro AIは調査、付箋、成果物、エージェントを一つの広い作業面で扱います。

Miro AI vs Microsoft Whiteboard + Copilot

Microsoft 365環境との統合に対し、Miro AIは多様な形式、Connectors、Flows、Sidekicksを比較軸にできます。

THINKLABの結論

選定サマリーの判定を、選び方として整理したものです。

選ぶべき場合

共同キャンバス上の調査・アイデアを、要約、分類、図、資料、プロトタイプへチームで変換したいとき。

別製品を選ぶべき場合

視覚的共同作業を必要とせず、厳密なデータ処理や無制限のAI実行を最優先するとき。

確信度: high

詳細情報

導入判断の本線から外した補足です。必要な項目だけ開いてください。

AI機能の制約・補足

Create with AI

制約

生成物は初稿であり、図の接続、数値、要件、アクセシビリティ、ブランド整合性を人が確認する必要があります。

機能やモデルにより消費creditsが異なります。

要約・クラスタリング

制約

短文や皮肉、複数論点を誤分類する場合があります。

重要な少数意見が大きなクラスタに埋もれないよう原文確認が必要です。

Sidekicks

制約

利用範囲はプラン、AI Workflows、接続設定、権限に依存します。

外部書き込みでは承認、最小権限、監査、誤操作時の復旧が必要です。

Flows

制約

処理順と品質基準を明示しないと誤りが後段へ伝播します。

モデルや機能ごとのcredit消費と外部データの利用条件も確認が必要です。

向き不向き(一覧)

こんな人におすすめ

  • 企画、デザイン、プロダクト開発をMiroの共同キャンバスで進めるチーム
  • 付箋や調査メモを素早く分類・要約し、図や資料へ変換したい組織
  • AIの生成過程と成果物をチーム全員が同じ画面で確認・編集したい場合

おすすめしないケース

  • テキスト対話だけで完結し、共同キャンバスや視覚的成果物を必要としない個人利用
  • AI出力をレビューせず、そのまま正式な要件・設計・顧客判断へ使いたい組織
  • Freeプランで非公開ボードや高度なAI Workflowsを大量利用したいチーム
プラットフォーム / API

対応プラットフォーム

  • Web
  • Windows
  • Mac
  • iOS
  • Android

API

なし / 非公開

セキュリティ / データの扱い

Miro AIはMiroのISO 27001、SOC 2の管理策に準拠し、EnterpriseとEducationでは会社全体または特定チーム単位でAIを有効・無効化できます。

AI処理は選択リージョン外で行われる場合があります。

取扱い: プロンプトと、利用者がAI処理へ明示的に選択したフレーム、画像、付箋、図、コメントなどを処理します。モデルは提供者環境、Azure AI、AWS Bedrock、Miro内で動く場合があり、機能と契約経路により異なります。保存先とAI処理リージョンは同一とは限りません。

学習・送信: MiroはAI interactionをモデルの学習・微調整に使用せず、第三者モデル提供者にも学習用として共有しないと説明しています。一方、FreeプランではAI機能改善のため入力・出力を匿名化して分析し、会社管理者が収集を無効化できます。Paid・Educationの利用者はこの改善用収集の対象外です。

情報源 / 最終確認日