AI TOOL DATABASE v2
Perplexica
Perplexicaは、検索基盤と利用するLLMを自分で選び、出典付きAI検索をセルフホストできるPerplexity代替のOSSです。
選定サマリー
30秒で向き不向きを確認
AI位置づけ
AIネイティブ(AIそのものが中核のサービス)
向いている
Perplexity型AI検索をセルフホストしたいユーザー
向いていない
サーバーやDockerを一切管理せず完成済みSaaSだけを使いたいユーザー
料金
オープンソースで無料。セルフホスト環境の計算資源や、OpenAI・Claude・Gemini・Groqなど外部LLMを使う場合のAPI料金は別途必要。
最大の強み
OSSでセルフホストできる
注意点
Docker・SearxNG・モデル接続など運用知識が必要
THINKLAB判定
Perplexicaは、Perplexity型の出典付きAI検索を『自分の環境・自分のモデル選択』で構築したい人に非常に分かりやすいOSS候補です。
概要
Perplexicaは、自分の環境で動かせるオープンソースのAI answering engineです。
Web検索には主にSearxNGを利用し、検索結果をLLMで統合して引用元付きの回答を生成します。
概要の続きを読む概要を閉じる
OllamaによるローカルLLMのほか、OpenAI、Anthropic Claude、Google Gemini、Groqなどのクラウドモデルも選択できます。
検索速度・品質を切り替えるモード、Web・discussion・academic papersなどのsource選択、画像・動画検索、ファイルアップロード、domain指定検索、検索履歴、APIなどを備え、一般的なAI検索SaaSより検索・モデル・保存先を自分で管理しやすいことが特徴です。
主な機能
SearxNGベースのWeb検索
複数検索エンジンを束ねるSearxNGを検索基盤として使い、最新Web情報を取得してLLM回答へ組み込みます。
Docker版にはSearxNGを同梱した構成もあります。
複数LLM provider
OllamaによるローカルLLMとOpenAI、Anthropic Claude、Google Gemini、Groqなどを用途に応じて選択できます。
Speed・Balanced・Quality
素早い検索、日常的な検索、より深い調査など、速度と検索品質のバランスを切り替えられます。
Source・domain指定
Web全体だけでなくdiscussionやacademic papersなどを選び、特定domainに検索範囲を限定することもできます。
画像・動画・ファイル
テキスト検索だけでなく画像・動画検索に対応し、PDF・テキスト・画像等をアップロードして質問する機能も提供します。
APIとセルフホスト
検索APIを利用して既存アプリへ組み込めます。
Dockerが推奨され、ローカルまたは自社環境でデータと設定を管理できます。
AI機能の詳細・制約はページ下部の「詳細情報」にまとめています
活用例
個人・一般
自分専用のAI検索
検索履歴やモデル構成を自分で管理しながら、Webを調査して出典付き回答を得る。
ローカルLLM検索
Ollamaと組み合わせ、クラウドLLMへの依存を減らしたAI検索環境を構築する。
技術・学術調査
sourceやdomainを絞り、技術ドキュメントやacademic papersなどを中心に調査する。
社内ツールへの検索統合
Perplexica APIを利用し、既存アプリから検索と回答生成を呼び出す。
業務・組織
社内セルフホスト検索
自社管理サーバー上にAI検索環境を置き、利用モデル・検索基盤・保存データを自社方針に合わせて管理する。
調査ワークフローの標準化
出典付き検索をチームの一次調査に利用し、原典確認まで含めたリサーチ手順を標準化する。
料金
Perplexica本体はオープンソースで利用料はありません。
実際の費用はセルフホスト用サーバー・GPU等のインフラ費と、クラウドLLMを選択した場合の各provider API料金で決まります。
無料枠あり
Open Source
$0
Perplexica本体。自分の環境へインストールして利用します。
Infrastructure
環境依存
Dockerを動かすサーバー、ストレージ、必要に応じてローカルLLM用GPU等の費用。
Cloud LLM APIs
provider別従量課金
OpenAI、Claude、Gemini、Groq等を選択する場合は各providerの料金が別途発生します。
公式 Pricing ページを開く料金確認:2026年8月27日
強み・弱み
強み
- OSSでセルフホストできる
- SearxNGを利用したWeb検索と出典付き回答
- Ollamaと主要クラウドLLMを選択できる
- source・domain・検索品質を用途に合わせて調整できる
- APIやファイル検索などAI検索基盤として拡張しやすい
弱み
- Docker・SearxNG・モデル接続など運用知識が必要
- ローカルLLMの速度と品質はハードウェアに左右される
- クラウドLLM利用時はprovider側のAPI料金とデータポリシーが適用される
- 活発に開発されているOSSのため機能や設定方法が変わりやすい
比較・競合
迷うときの比較軸
- セルフホスト可否
- 検索source
- 出典表示
- ローカルLLM対応
- クラウドLLM対応
- ファイル検索
- API
- 運用難易度
- データ保存先
Perplexica vs Perplexity
Perplexityは運用不要の商用AI検索SaaS。Perplexicaはセルフホストとモデル・検索基盤の制御を重視します。
Perplexica vs Open WebUI
Open WebUIはLLMチャットUI全般が中心。PerplexicaはWeb検索と出典付きanswering engineにより特化しています。
Perplexica vs AnythingLLM
AnythingLLMは文書RAGやworkspace型利用が中心。PerplexicaはリアルタイムWeb検索を主軸にしています。
THINKLABの結論
選定サマリーの判定を、選び方として整理したものです。
選ぶべき場合
OllamaやSearxNGを使って検索・LLM・履歴を自分で管理したい場合、またはAI検索機能をAPIで自社アプリへ組み込みたい場合。
別製品を選ぶべき場合
インフラ運用を避けたい場合や、設定不要ですぐ使える商用AI検索SaaSを優先する場合。
確信度: high
詳細情報
導入判断の本線から外した補足です。必要な項目だけ開いてください。
AI機能の詳細
出典付きAI検索
SearxNG等から取得した検索結果をLLMで処理し、回答と参照sourceをまとめて提示します。
制約
回答の正確性は検索結果と選択モデルに依存するため、重要情報は原典確認が必要です。
ローカル・クラウドLLM選択
Ollamaのローカルモデル、またはOpenAI・Claude・Gemini・Groq等のproviderを設定して検索回答に利用できます。
制約
ローカルモデルは端末性能、クラウドモデルは各providerのAPI料金・rate limit・データ条件に依存します。
検索モードとsource選択
Speed/Balanced/Qualityなどの検索モードや、Web・discussion・academic papers等のsourceを用途に応じて切り替えます。
制約
機能名称や利用可能なsourceは開発中に変更される可能性があります。
向き不向き(一覧)
こんな人におすすめ
- Perplexity型AI検索をセルフホストしたいユーザー
- OllamaとWeb検索を組み合わせたいユーザー
- 検索基盤やLLM providerを自分で選びたい開発者
- OSSを自社環境で運用できるチーム
おすすめしないケース
- サーバーやDockerを一切管理せず完成済みSaaSだけを使いたいユーザー
- 検索結果やAI回答を原典確認なしで業務判断へ直接利用したい用途
プラットフォーム / API
対応プラットフォーム
- Web
API
あり
セキュリティ / データの扱い
セルフホストとローカルLLMを組み合わせれば検索履歴やLLM処理を自分の環境で管理しやすい一方、外部providerを使う場合はそのproviderへ入力が送信されます。
取扱い: 公式READMEではprivacy-focusedで自分のhardware上で実行でき、検索履歴はlocalに保存すると説明されています。外部LLMや公開ネットワークへ接続する構成では、それぞれのサービスと自前サーバーのセキュリティ設定も確認が必要です。
学習・送信: Perplexica自体のセルフホスト処理と、接続する外部LLM providerの学習利用条件は分けて考える必要があります。クラウドprovider利用時は各社の最新ポリシーを確認してください。
情報源 / 最終確認日
情報確認:2026年8月27日