AI TOOL DATABASE v2
Promptfoo
生成AIアプリをtrial-and-errorではなく、テストケース・評価指標・攻撃プローブをコード化してリリース前に品質と安全性を検証するOSS基盤。
選定サマリー
30秒で向き不向きを確認
AI位置づけ
AIネイティブ(AIそのものが中核のサービス)
向いている
LLM・RAG・AIエージェントをテスト駆動で開発したいチーム
向いていない
生成AIを使わず通常のWeb/APIセキュリティだけを検査したい用途
料金
オープンソース版は無料。Enterprise/Cloudの契約条件は公式サイトで最新情報を確認。
最大の強み
OSSかつCLI中心で既存開発工程へ入れやすい
注意点
有効なevalには代表的test caseとassertion設計が必要
THINKLAB判定
生成AIの品質と安全性を『人が画面で試す』作業から、repoに残るtest suiteとCI/CDへ移したいチームに非常に相性が良いOSSです。特にred teamingまで同じ開発フローに入れられる点が強みです。
概要
PromptfooはLLMアプリケーション向けのオープンソース評価・セキュリティテストツールです。
prompt、model/provider、test case、assertionを設定して複数条件をmatrix比較でき、品質・正確性・形式・コスト・latency等を継続評価できます。
概要の続きを読む概要を閉じる
さらにRed Team機能ではjailbreak、prompt injection、RAG poisoning、PII leakage等を含む50以上の脆弱性タイプを対象にadversarial probeを生成し、HTTP API、browser、Python/JavaScript、RAG、agent、MCP等の実アプリを攻撃対象として検証できます。
CLIを中心にローカル実行でき、GitHub Actions等のCI/CDへ組み込んで品質閾値やsecurity scanをrelease gateにできる点が大きな特徴です。
主な機能
Provider-neutral evaluation
OpenAI、Anthropic、Azure、Google、Hugging Face、ローカルモデル、custom API等を同じtest matrixで比較できます。
Assertions and metrics
文字列・JSON等のdeterministic checkからmodel-graded rubricまで、用途に合わせて評価基準をコード化できます。
50+ vulnerability red teaming
security、privacy、compliance、harmful content、custom policyを含む多数の脆弱性カテゴリを継続scanできます。
Local-first OSS workflow
CLIでevalをローカル実行でき、結果をJSON・HTML・JUnit等へ出力して既存開発工程へ組み込めます。
CI/CD integration
GitHub ActionsやGitLab等でeval/red teamを自動実行し、AI品質を通常のsoftware testに近いrelease gateとして運用できます。
AI機能の詳細・制約はページ下部の「詳細情報」にまとめています
活用例
個人・一般
Prompt・モデル変更の回帰テスト
固定test suiteでpromptやmodelの変更前後を比較し、品質低下・format崩れ・cost増加をmerge前に検出する。
RAG・AIエージェントのRed Team
prompt injection、RAG poisoning、unauthorized tool use、PII leakage等の攻撃を自動生成して弱点を調べる。
複数LLMの選定
同じ入力とassertionで複数provider/modelを比較し、品質・latency・costのtrade-offを評価する。
業務・組織
生成AIリリースの品質ゲート
CI/CDで最低pass rateや必須security testを設定し、基準未達の変更を本番投入前に止める。
AIセキュリティ監査の反復
OWASP/NIST等を意識したred team scanを定期実行し、修正前後の脆弱性を同じtest suiteで比較する。
料金
PromptfooのコアCLI/ライブラリはオープンソースで利用できます。
Cloud/Enterpriseではチーム管理、企業向けsecurity・integration等が提供されますが、契約価格や含有機能は変わるため公式情報で確認してください。
無料枠あり
Open Source
$0
ローカルCLI/ライブラリによるeval、red team、report、CI/CD利用。接続するLLM providerのAPI料金は別途発生。
Enterprise / Cloud
要問い合わせ
組織向け管理・security・enterprise integration等。最新機能と契約条件は公式サイトを確認。
公式 Pricing ページを開く料金確認:2026年8月26日
強み・弱み
強み
- OSSかつCLI中心で既存開発工程へ入れやすい
- 品質evalとAI red teamingを同じtest frameworkで扱える
- provider/modelの対応範囲が広くvendor lock-inを避けやすい
- CI/CD quality gateとして自動化しやすい
- RAG・agent・MCPを含む実アプリの攻撃テストまで対象が広い
弱み
- 有効なevalには代表的test caseとassertion設計が必要
- 大規模red teamは多数のmodel callを発生させ時間とAPI費用が増える
- LLM-as-a-judgeだけに依存すると評価の再現性が下がる
- 自動red teamは専門家によるpentestの完全な代替ではない
比較・競合
迷うときの比較軸
- LLM Evals
- Red Team
- CI/CD
- RAG/Agent testing
- Assertions
- OSS
- ローカル実行
- Enterprise機能
Promptfoo vs Braintrust
production tracing→dataset→experimentの継続的品質改善を統合するならBraintrust、CLI/CI中心のtest-driven evalとred teamingを重視するならPromptfooが強い。
Promptfoo vs LangSmith
agent tracing・evaluation・deploymentをplatformとして統合するならLangSmith、OSSのtest suiteをrepo内で管理してCIへ組み込むならPromptfooが候補。
Promptfoo vs Arize Phoenix
OpenTelemetry tracingやproduction observabilityからRAG/agentを診断するならPhoenix、adversarial security testingとrelease gateを主軸にするならPromptfooを比較。
THINKLABの結論
選定サマリーの判定を、選び方として整理したものです。
選ぶべき場合
LLM/RAG/agentの変更をPRごとに自動評価し、品質regressionやprompt injection等の脆弱性をrelease前に検出したい場合。
別製品を選ぶべき場合
主目的がproduction observabilityやtrace分析の場合はPhoenix/Langfuse、production feedbackからdatasetを育てるeval platformが必要ならBraintrust等も比較してください。
確信度: high
詳細情報
導入判断の本線から外した補足です。必要な項目だけ開いてください。
AI機能の詳細
LLM Evals
複数prompt・provider・test caseを組み合わせ、deterministic assertionやLLM rubric等で出力をscore化して比較します。
制約
LLM judgeを使う評価はgrader modelのbias・variance・costを持つため、可能な項目はdeterministic assertionと併用するのが安全です。
Automated Red Teaming
pluginsで脆弱性カテゴリ、strategiesで攻撃手法を指定し、対象アプリ向けのadversarial testを生成・実行・reportします。
制約
自動scanですべての脆弱性を証明できるわけではなく、重大システムでは手動pentestや設計レビューも必要です。
RAG / Agent / MCP Security Testing
HTTP、custom code、RAG、agent workflow、MCP server等をtargetにし、prompt injection、poisoning、tool misuse、data leakage等を検証します。
CI/CD Quality Gates
evalやredteamをGitHub Actions等から実行し、failureやpass-rate閾値に応じてbuildを失敗させ、品質・安全性regressionをmerge前に検出します。
向き不向き(一覧)
こんな人におすすめ
- LLM・RAG・AIエージェントをテスト駆動で開発したいチーム
- prompt/model変更をCI/CDで回帰評価したい開発者
- 生成AIのjailbreak・prompt injection・RAG/agent脆弱性を継続検査したい組織
おすすめしないケース
- 生成AIを使わず通常のWeb/APIセキュリティだけを検査したい用途
- テストケースや期待品質を定義せず完全自動で安全性を保証したいケース
プラットフォーム / API
対応プラットフォーム
- Windows
- Mac
- Linux
- CLI
API
あり · API / Docs
セキュリティ / データの扱い
Promptfooはローカル中心で評価を実行でき、red teamのtarget evaluationもローカル実行できます。
一方、攻撃生成・gradingの設定やshare/cloud機能では外部サービスを利用する場合があるため構成確認が必要です。
取扱い: 機密prompt・response・test dataを扱う場合はshare設定を無効化し、使用provider、remote generation、custom grader、CI artifactの保存先を含めてデータ経路を確認してください。
学習・送信: Promptfoo本体だけでなく、eval・red team生成・gradingに接続する各LLM providerのデータ保持・学習利用条件を個別に確認してください。