AI TOOL DATABASE v2
Slack AI
Slackに蓄積された仕事の文脈をそのまま使えるAI。2026年はSlackbotとEnterprise Searchまで含む業務AI基盤として見るべき。
選定サマリー
30秒で向き不向きを確認
AI位置づけ
AIネイティブ(AIそのものが中核のサービス)
向いている
Slackに業務情報が集約されている組織
向いていない
Slackを業務基盤として使っていない組織
料金
Slack有料プランにAI機能を統合。利用可能機能はPro / Business+ / Enterprise+で異なる
最大の強み
普段のSlack上でAIを使える
注意点
高度なAI検索やEnterprise Searchは上位プランが必要
THINKLAB判定
Slackをすでに仕事の中心にしている組織では、別AIへ情報をコピーするより自然にAIを定着させやすい選択肢です。特にBusiness+以降のSlackbotとAI検索、Enterprise+の横断検索が本体。ただし価値はSlackに蓄積された情報量と整理状態に強く依存します。
概要
Slack AIは、Slack内の会話・ファイル・ハドルなどを権限の範囲で参照し、要約、検索回答、議事録、翻訳、ワークフロー生成などを行うAI機能群です。
2026年現在は個人AIエージェントのSlackbotが重要な位置を占め、Business+ではAI検索やRecapなど、Enterprise+ではGoogle Drive、GitHub、Salesforceなどの接続先も横断するEnterprise Searchを利用できます。
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単独の汎用チャットAIというより、日々の業務コミュニケーションに蓄積された組織コンテキストを活用する点が最大の特徴です。
主な機能
会話・スレッド要約
大量の未読を読み直さず、主要な論点を短時間で把握できます。
Slackbot
ワークスペースの文脈を利用する個人AIエージェントとして、検索だけでなく分析や成果物作成を支援します。
ハドルノート
ハドルの文字起こし、要点、アクション項目を残せます。
Enterprise Search
Enterprise+ではSlackに加えてGoogle Drive、GitHub、Salesforceなどの接続データを横断検索できます。
AIワークフロー
自然言語からWorkflow Builderの処理を作り、日常業務の自動化へつなげられます。
AI機能の詳細・制約はページ下部の「詳細情報」にまとめています
活用例
個人・一般
未読キャッチアップ
休暇・会議後にチャンネルやスレッドの要点をまとめて確認する。
社内情報検索
過去の会話や共有ファイルについて自然言語で質問し、出典をたどる。
会議後処理
ハドルの内容から要点とアクション項目を整理する。
業務・組織
組織ナレッジ検索
Enterprise Searchで複数業務システムの情報をSlackから横断して探す。
定型業務の自動化
AIとWorkflow Builderを組み合わせ、通知、要約、情報整理などをワークフロー化する。
料金
AI機能はSlackの有料プランへ統合されています。
Proでは会話要約やハドルノートなどの基本AI、Business+ではAI検索、Recap、Slackbotなど、Enterprise+ではEnterprise Searchを含む企業向けAI機能が利用できます。
無料の継続利用枠なし(有料プラン中心)
Pro
$7.25/ユーザー/月(年払い表示)
基本AI、無制限履歴・連携など。
Business+
$15/ユーザー/月(年払い表示)
高度なAI検索、Recap、Slackbot、ワークフロー関連AIなど。
Enterprise+
要問い合わせ
Enterprise Searchや企業向けセキュリティ・管理機能を含む。
公式 Pricing ページを開く料金確認:2026年8月25日
強み・弱み
強み
- 普段のSlack上でAIを使える
- 既存の会話・ファイルという組織コンテキストを活用できる
- 回答から根拠へ戻りやすい
- Enterprise+では外部業務データまで検索範囲を広げられる
弱み
- 高度なAI検索やEnterprise Searchは上位プランが必要
- Slack内の情報品質が低いとAIの有用性も下がる
- 権限・コネクタ・管理者設定を含む導入設計が必要
比較・競合
迷うときの比較軸
- Slackへの情報集約度
- 必要なAI機能とプラン
- Enterprise Searchの必要性
- Salesforce連携
- 権限・データガバナンス
Slack AI vs Microsoft 365 Copilot
Microsoft 365のメール、文書、Teamsを中心に組織コンテキストを活用。Slack中心の会社ではSlack AIの方が日常会話に近い。
Slack AI vs Google Workspace with Gemini
Gmail、Drive、Docs、Meetを中心にAIを組み込む。Slack AIはチャンネル・スレッドを中心とする会話コンテキストが強い。
Slack AI vs Glean
企業横断検索を専業として幅広いSaaSを対象にする。Slack AIはSlackそのものを仕事の入口にできる点が特徴。
THINKLABの結論
選定サマリーの判定を、選び方として整理したものです。
選ぶべき場合
Slackに会話・ファイル・業務連携が集まり、キャッチアップ、検索、会議後処理をまとめて効率化したい場合。
別製品を選ぶべき場合
Slack利用が限定的、または組織データをAI検索へ広げる権限・ガバナンス設計ができていない場合。
確信度: high
詳細情報
導入判断の本線から外した補足です。必要な項目だけ開いてください。
AI機能の詳細
Slackbot
Slack内の許可された会話・ファイル・プロジェクト文脈を使い、質問への回答、資料準備、分析などを支援します。
制約
利用可能範囲はプラン、管理者設定、ユーザー権限に依存します。
AI search / Enterprise Search
自然言語で質問し、Slack内またはEnterprise+の接続データから根拠付きの回答を生成します。
制約
Enterprise SearchはEnterprise+向け。
接続元の権限とコネクタ設定が必要です。
Summaries and huddle notes
チャンネルやスレッドを要約し、ハドルでは文字起こし、要点、アクション項目を整理します。
制約
AI生成結果は重要事項について原文・参加者確認が必要です。
AI workflow generation
自然言語からWorkflow Builderの自動化作成を支援します。
制約
利用できるAI自動化機能はプランによって異なります。
向き不向き(一覧)
こんな人におすすめ
- Slackに業務情報が集約されている組織
- 未読・会議・社内検索に時間を取られているチーム
- Salesforceを含む企業データをSlackから活用したい組織
おすすめしないケース
- Slackを業務基盤として使っていない組織
- AIに参照させる社内データの権限設計が未整備な組織
- 単体の低価格な汎用AIチャットだけを探している人
プラットフォーム / API
対応プラットフォーム
- Web
- Windows
- Mac
- iOS
- Android
API
あり
セキュリティ / データの扱い
AI回答はユーザーがアクセス可能なSlackコンテンツを基礎にし、Enterprise Searchも接続元の権限を尊重して検索します。
管理者はAI機能へのアクセスを制御できます。
取扱い: 社内会話、ファイル、接続アプリの情報がAI処理対象になり得るため、SlackのAIセキュリティ文書、契約条件、保持ポリシー、接続先ごとの権限を確認してください。
学習・送信: 企業利用ではSlack/Salesforceの現行AIデータ利用条件を契約・管理者文書で確認してください。