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MACRO × JAPAN STOCKS

経済指標の数字を、日本株の値動きへつなげる

CPIが上振れしたから株安、だけでは判断できません。市場予想との差から、金利、ドル円、NASDAQ・半導体を経由し、どの日本株セクターへ資金が向かうかを順番に読みます。

STEP 1

予想との差

STEP 2

米国金利

STEP 3

ドル円

STEP 4

日本株の業種

THE TRANSMISSION PATH

日本株まで届く5段階

発表直後の先物だけで結論を出さず、因果のどこで市場の解釈が変わったかを確認します。

01

予想との差

発表値そのものより、市場予想を上回ったか下回ったかを最初に確認します。

02

金利の反応

米2年・10年金利が同じ方向へ動いたかを見ます。株価の初動と逆なら、金利を優先して考えます。

03

ドル円の反応

金利差を受けた円安・円高が、日本の輸出株と内需株へどう分かれるかを確認します。

04

米国株の中身

NASDAQ、SOX、景気敏感株のどこが動いたかを見て、日本株へ引き継がれやすい業種を絞ります。

05

日本独自の材料

日銀、先物、SQ、決算、政治、地政学で米国市場の流れが打ち消されないかを確認します。

KEY INDICATORS

主要指標と日本株への伝わり方

米CPI・PCE

インフレ

予想を上回る

利下げ期待が後退し、米金利が上がりやすい

予想を下回る

利下げ期待が強まり、米金利が下がりやすい

日本株:上振れは高PERの半導体・グロースに逆風。円安を伴えば輸出株には支え。下振れはその逆になりやすい。

米雇用統計・賃金

景気と賃金

予想を上回る

景気の強さと賃金インフレを意識し、金利上昇要因になりやすい

予想を下回る

金利低下要因。ただし急減速なら景気不安が勝つ

日本株:適度な鈍化はグロース株に追い風。大幅悪化は輸出・景気敏感株の業績懸念につながる。

FOMC・FRB発言

政策金利

予想を上回る

タカ派なら金利高・ドル高、株価のバリュエーション低下へ

予想を下回る

ハト派なら金利低下、グロース株の評価回復へ

日本株:半導体・新興株は米金利に敏感。銀行は金利上昇が追い風になり得るが、急変時は相場全体の下落に注意。

日銀・国内物価

日本の金利

予想を上回る

利上げ観測が強まり、円高・国内金利上昇へ

予想を下回る

緩和継続観測から円安になりやすい

日本株:円高は輸出株に逆風、銀行・保険には金利正常化期待。円安は輸出採算を支える一方、内需の輸入コストを押し上げる。

ドル円

為替

予想を上回る

円安なら輸出企業の円換算利益を押し上げやすい

予想を下回る

円高なら輸出採算に逆風、輸入コストには追い風

日本株:自動車・機械は円安恩恵、電力・空運・小売は輸入コスト増に注意。急変は方向より速度がリスクになる。

原油価格

資源・コスト

予想を上回る

資源株に追い風、輸送・電力・素材のコスト増

予想を下回る

輸入企業と家計には追い風、資源株には逆風

日本株:日本は資源輸入国のため、原油高は企業利益と消費の両方を圧迫しやすい。商社・石油と空運・電力で影響が分かれる。

THREE SCENARIOS

数字が弱ければ、必ず株高ではない

インフレ上振れ

警戒

米金利上昇 → ドル高・円安 → NASDAQ/SOXに逆風

半導体・高PER株は売られやすい一方、円安が自動車・機械を支えるため、日経平均の中でも明暗が分かれます。

ほどよい鈍化

理想

米金利低下 → 株高 → 景気後退懸念は限定的

半導体・グロースが上がりやすく、円高が急でなければ日本株全体にも最も素直な追い風です。

急激な悪化

景気不安

米金利低下でも、企業利益の悪化懸念が優勢

最初は金利低下でグロースが買われても、輸出・景気敏感株へ売りが広がる可能性があります。

SECTOR MAP

どの業種に追い風・逆風が出るか

半導体・AI

追い風:米金利低下、NASDAQ高、設備投資の強さ

注意:インフレ再加速、米金利急騰、円高

銀行・保険

追い風:国内金利上昇、利ざや改善期待

注意:景気後退、信用コスト増、急激な金利低下

自動車・機械

追い風:円安、海外景気の底堅さ

注意:円高、米中景気悪化、関税・貿易摩擦

商社・資源

追い風:原油・銅など商品価格上昇

注意:商品市況下落、世界景気の減速

小売・食品

追い風:円高、原材料・輸送費の低下

注意:円安、原油高、仕入価格上昇

空運・電力

追い風:原油安、円高

注意:原油高、円安、調達コスト上昇

BEFORE THE RELEASE

発表前に固定する4項目

  • 市場予想と前回値
  • 上振れ・下振れ時の金利シナリオ
  • 注目するドル円・NASDAQ・SOXの水準
  • 日本株で影響を受ける業種

AFTER THE RELEASE

発表後に確認する順番

発表値 → 米金利 → ドル円 → NASDAQ・SOX先物 → 日経先物の順で確認します。最初の1分の値動きと、その後15〜30分の方向が違う場合は、市場が指標の中身を再評価しています。

NEXT ANALYSIS

マクロから、企業とテーマへ

経済指標で市場全体の風向きを確認したら、AI投資の資金がどの工程・企業へ流れるかをAI銘柄マップで確認できます。

本ページは市場の因果関係を整理するための一般的な情報であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。