AI TOOL DATABASE v2
Apify
Webデータ取得やブラウザ自動化をActorとして部品化し、API・スケジュール・MCPから再利用できるクラウド実行基盤。
選定サマリー
30秒で向き不向きを確認
AI位置づけ
AI連携(AIプラグイン / 外部連携で利用する中心/AIは任意)
向いている
Webデータ収集を継続運用したい開発・データチーム
向いていない
Webページ数枚を一度だけ手作業で取得すれば足りる用途
料金
Free $0、Starter $29/月、Scale $199/月、Business $999/月+従量。Compute UnitやProxy、データ転送等を利用量に応じて課金。
最大の強み
Actor Storeと独自Actor開発を同じ基盤で扱える
注意点
Actorごとに品質・保守状況・料金方式が異なる
THINKLAB判定
Webスクレイピングを単発スクリプトではなく、再利用可能なデータ取得サービスとして運用したい場合に特に強い基盤です。AIエージェント時代にはActor StoreとMCPの組み合わせが差別化になります。
概要
Apifyは、Webスクレイピング、ブラウザ自動化、データ収集、AIエージェント向けツールを『Actor』という再利用可能なプログラムとして構築・実行・共有できるプラットフォームです。
ActorはApify Storeから既製品を利用することも、JavaScript/TypeScriptやPython等で独自開発することもできます。
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実行環境だけでなく、Dataset、Key-value store、Request queue、Proxy、スケジューリング、APIなどWebデータ収集に必要な周辺機能をまとめて提供します。
2026年はAIエージェントからActorを発見・実行するMCPとの統合を強化し、Actor Storeの料金体系もAIから扱いやすいPay per event中心へ移行しています。
主な機能
Actors
Webスクレイピングや自動化処理をコンテナ化された再利用可能なプログラムとして実行・公開できます。
Apify Store
既製のスクレイパーや自動化Actorを検索し、APIやConsoleから実行できます。
Webデータ基盤
Dataset、Key-value store、Request queue、Proxy、スケジュールなど収集パイプラインに必要な機能を統合しています。
API / SDK
REST APIやJavaScript/PythonクライアントからActor実行、結果取得、ストレージ操作を自動化できます。
MCP・AIエージェント連携
ActorをMCP経由でAIエージェントのツールとして利用・配布でき、エージェント時代のWebデータ取得基盤として拡張されています。
AI機能
Actors for AI agents
スクレイパー、検索、ブラウザ操作、データ処理などをActorとして公開し、AIエージェントの外部ツールとして呼び出せます。
MCP integration
MCP対応クライアントからApify上のツールを接続し、AIエージェントがActorを発見・実行できる構成を取れます。
Agentic payments
対応Actorではx402やSkyfireなどを使い、AIエージェントがApifyアカウントなしでActorを発見・実行・支払いできる仕組みを提供します。
制約・技術的な詳細は「詳細情報」を参照
活用例
個人・一般
Webスクレイピング
EC、求人、不動産、SNS、検索結果など公開Web情報を構造化データとして収集する。
ブラウザ自動化
JavaScriptレンダリングやブラウザ操作を含む処理をクラウドで定期・並列実行する。
AI/RAG向けデータ収集
Web情報を収集・整形し、RAG、AI検索、エージェントの外部知識として供給する。
業務・組織
競合・市場モニタリング
価格、商品、求人、レビューなどを定期収集し、BIや分析基盤へ渡す。
AIエージェントのWebツール基盤
組織で検証済みのActorをAPIやMCPから再利用し、Webアクセス処理を共通化する。
料金
月額プランに含まれるprepaid platform usageをActor実行、Compute、Proxy、Storage、Data transfer等へ充当し、有料プランでは超過分を従量課金する方式です。
Actor StoreではPay per eventまたはPay per usageが中心で、Rental方式は2026年10月1日に終了予定です。
無料枠あり
Free
$0
$5/月のplatform usageを含む。Compute Unitは$0.20/CU、最大25 concurrent runs。
Starter
$29/月 + pay as you go
$29のplatform usageを含む。$0.20/CU、最大32 concurrent runs。
Scale
$199/月 + pay as you go
$199のplatform usageを含む。$0.16/CU、最大128 concurrent runs。
Business
$999/月 + pay as you go
$999のplatform usageを含む。$0.13/CU、最大256 concurrent runs。
Enterprise
要問い合わせ
利用量、リソース、サポート等をカスタム設計。
公式 Pricing ページを開く料金確認:2026年8月26日
強み・弱み
強み
- Actor Storeと独自Actor開発を同じ基盤で扱える
- Compute・Proxy・Storage・Schedule・APIまでWeb収集基盤が統合されている
- MCPなどAIエージェント向け配布・実行経路を強化している
- 小規模な無料利用から大規模並列実行まで段階的に拡張できる
弱み
- Actorごとに品質・保守状況・料金方式が異なる
- Compute、Proxy、転送量、Actor課金が組み合わさるため大規模利用では費用設計が必要
- Webサイト側の仕様変更やアクセス制限の影響を受ける
比較・競合
迷うときの比較軸
- Actor/テンプレート数
- ブラウザ自動化
- Proxy
- MCP
- API/SDK
- 料金予測性
- 並列実行
- データストレージ
Apify vs Firecrawl
LLM向けWeb取得APIをシンプルに使うならFirecrawl、既製スクレイパー・独自コード・Proxy・長期運用まで広く扱うならApifyが比較候補。
Apify vs Browserbase
AIエージェント向けリモートブラウザ実行そのものを重視するならBrowserbase、データ収集Actorとマーケットプレイスまで含めるならApify。
THINKLABの結論
選定サマリーの判定を、選び方として整理したものです。
選ぶべき場合
複数サイトの収集、Proxy、スケジュール、ストレージ、API提供まで一つの基盤で運用し、既製Actorと独自実装を併用したい場合。
別製品を選ぶべき場合
単純な1ページ取得だけで十分、または対象サイトの利用条件上、自動取得を行うべきでない場合。
確信度: high
詳細情報
導入判断の本線から外した補足です。必要な項目だけ開いてください。
AI機能の制約・補足
Actors for AI agents
制約
Actorごとに入力仕様、対象サイト、料金、保守状況が異なるため、本番導入前の個別検証が必要です。
MCP integration
制約
利用可能なActorや課金方式、クライアント側のMCP対応状況を確認する必要があります。
Agentic payments
制約
Actor側の対応状況や利用する決済プロトコルに依存します。
向き不向き(一覧)
こんな人におすすめ
- Webデータ収集を継続運用したい開発・データチーム
- スクレイパーをゼロから運用せず既製Actorも活用したい組織
- AIエージェントへWebデータ取得・ブラウザ操作能力を追加したい開発者
おすすめしないケース
- Webページ数枚を一度だけ手作業で取得すれば足りる用途
- 対象サイトの規約・robots・法的条件を確認せず大量収集したい用途
プラットフォーム / API
対応プラットフォーム
- Web
API
あり · API / Docs
セキュリティ / データの扱い
Apify PlatformはSOC 2 Type II準拠を公表し、公式サイトではGDPR・CCPA対応も掲げています。
企業導入時はTrust Centerで最新の認証・subprocessor・データ保護条件を確認できます。
取扱い: Actorが取得するデータや外部サイトへのアクセス内容は利用するActor・入力・保存設定によって異なります。機密情報を扱う場合はActorコード、Storage、Proxy、外部連携先を含めて確認が必要です。
学習・送信: Apifyは主に実行・データ収集基盤であり、AIモデルへの学習利用条件はActorが呼び出す外部AIサービスも含め個別確認が必要です。